スイカ食べたい日記

本・映画の感想、適応障害の経過、暴君な夫との日常

【読書感想】「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック 姫野桂

本書はAmazon Prime Readingで見つけた本です。

私は発達障害と診断された訳でも、自覚症状がある訳でもありませんが、自分のつい先延ばしにしてしまう癖や、中々手をつけられない癖などの改善に役立つかも! と思い読んでみました。

 

自分のタスクの棚卸しする癖をつける

タスクの内容と期限、重要度を書いた一覧表を用意する、あるいは付箋で管理することで、

やるべきことを頭の中に置いておかず、やり残しを防止できます。

例えば朝起きた時に、その日のタスクを洗い出して、全てこなせたらご褒美、という風に習慣づけることで、やり残しや先延ばしを防止できるかもしれません。

 

ルーティンは手順リストを作る

毎日行うルーティンをリスト化します。

タスクの棚卸しと似ていますが、タスクの棚卸しは日々異なる内容になるのに対し、ルーティンは毎日・毎週決まった内容になります。

これは仕事もそうですが、料理とか掃除、美容にも応用できそうです。

例えば何曜日はどこを掃除して、何のゴミを出して、献立はいついつ考えて買い物リストを用意して、と今は全て頭の中で完結してしまいますが、

これを頭の外に出すことで、「先の予定を考え続ける」状態から頭を解放することができそうです。

 

元々頑張れない日/時間帯をスケジュールに組み込む

私はお昼過ぎが全然ダメで、ご飯食べ終わって13-15時くらいは眠くなくても集中できない時間です。

そこで頑張ろうと気力を振り絞っても、芳しい結果にならず、自己肯定感を下げるだけなので、ダメな時間はダメ! と割り切ってみようと思いました。

そもそも何もしないか、移動や動画視聴など、何もしなくても良い予定を入れてみることにします。

短時間の昼寝や瞑想などで、集中力を回復してみるのもありかなと思います。

 

 

本書はたくさんの発達障害当事者の方々が実践しているライフハックを多数紹介しており、一つの困りごとに対して様々な角度から改善策が提示されています。

上記以外にも細かい内容のライフハックが多く、「こういうことも苦手なんだ……発達障害の方が現代社会を過ごすのは大変そうだ」と思いました。

ただ、本書の内容は職場や家庭、友人関係で活用することで、暗黙の了解みたいなものが無くなり、みんなが居心地よく過ごせるような気がします。

職場では業務の属人化が防げたり、家庭でも家事や育児の分担がやりやすくなるなど、発達障害の方以外にも、いろんなところで応用することのできるライフハックだと思いました。