スイカ食べたい日記

本・映画の感想、適応障害の経過、暴君な夫との日常

退職か、休職か

お盆明けの月曜日、今窓の外に飛び降りたい気持ちをどうにか抑えながらPCに向かっています。

衝動的にベランダから飛び出しても、ここは2階だから、多分死ぬことはありません。せいぜい骨折くらいでしょう。

骨折すれば、入院してその間は仕事しなくて済むかな、そんな考えが頭の中で反響します。

いやでも、このご時世に入院だなんて、病院からすれば迷惑もいいところだ、やっぱりやめておこうか。

 

連休中くらいゆっくり寝れるだろうと思ったのに、朝まで寝られたのは1日しかありませんでした。

連休序盤から仕事のことが黒い靄のように頭の片隅にあって、それが日を追うごとに徐々に大きくなっていきました。

今朝は仕事で叱責される夢を見ました。起きたときはそれが現実か夢か判別できず、視界一面が黒い靄で覆われてしまい、身動きが取れなくなりました。やっぱり仕事を辞めたいと思いました。

 

連休中、夫に冗談で「もう仕事辞めるもんね」と言うと、彼も笑いながら「辞めた後のビジョンがあるならいいよ」と言われました。

正直、それは難しいな、と思いました。

Google検索で「なんとなく仕事辞めたい」で検索すると、出てくるのは退職を推奨し、そして転職活動を促すものばかりです。

今この状態で転職したとしても、今と似たような仕事内容で、条件が下がるものしかないでしょう。条件が良くなるような経歴やスキル、資格など持っていません。

未経験の他業種に応募するのも考えましたが、そもそも何をやりたいのか分かりません。

なんとなく興味があるところ、ご縁があったところで働くと言うのも手段としてはあるでしょうが、置かれた場所で耐えながら働くと行った堪え性のない自分が、すぐさま再びの転職に走ることは目に見えています。

実際、学生時代のアルバイトがそうでした。少しでもバイトの前日に「明日バイトか…嫌だな」と憂鬱になるようなバイトはすぐに辞めてしまっていました。

仕事を転々とする、いわゆるジョブホッパーになることは、何のビジョンもスキルもない今の私にとっては避けたいことです。

私に今一番必要なのは「ゆっくり考える時間」であって、それを手に入れる手段として、「仕事を辞める」ことが一つあるだけ。

そこから先のことが、今分かる筈もありません。

 

8月の頭からメンタルクリニックにかかっています。

初診で医師の診察、心理士によるカウンセリングとCES-D、バウムテストと行った心理テストを受けました。

先週心理テストの結果を聞きに行くと、60点満点中40点で鬱の中等症と言われました。

その日は夜眠れず、途中で目を覚ましてしまうこと、不安感が強くて何も手につかないことを伝えると、生活に支障を来しているんですね、と診断され、漢方を処方されました。

 

この結果を産業医に持っていけば、恐らく私は休職できるでしょう。

でも休職をすれば、生真面目な私はきっと外を出歩けなくなります。誰かに見つかって、「あいつ元気そうに遊んでるよ」と思われたらどうしよう、と不安がるのが目に浮かびます。

思えば、小学校の時、運動会などの振替休日に家族と外に出歩くのも嫌がる子供でした。普通の小学生なら、学校に行ってるはずの時間になぜ?と思われるのが怖かったのです。

 

こんなことを考えてしまう内は、私は余裕があるのかもしれません。

余裕がなくなれば、メンタルクリニック産業医に助けを求められるかもしれません。

でも、余裕がなくなったら、そんな面倒なことする前にベランダから飛び降りてしまうんじゃないかな。

 

「休み明けは憂鬱なものだし、自分のせいで仕事が溜まっていると言うのも分かっているんですが、それでも気分が落ち込み、仕事に向き合おうとすると動悸と不安感が強くなり、手につきません。今はまだなんとか仕事ができていますが、そのうちどうしようもなくなったら飛び降りてしまうかもしれなくて怖いです」

 

こんな風に相談していいのでしょうか。これは甘えではなく、やっぱり鬱の中等症の症状なのでしょうか。

そんな簡単なことも分からない私は、やっぱり余裕がないのかもしれません。