スイカ食べたい日記

本・映画の感想、適応障害の経過、暴君な夫との日常

暴君との付き合い方

暴君とは夫のことです。

夫は普段の言動の8割は優しくユーモアがある常識人なのですが、

残り2割は過激で攻撃的で、人を見下し嘲笑する性格です。

(彼もそのことは自覚していますが、悪いことと思っていないようです。私が何度も「傷つくからやめて」と言っても、傷つく方が悪い/自分を怒らせる方が悪い、のだそうです。)

2割部分のことを私は「暴君」と名付けました。

 

先週の日曜日に喧嘩しました。

原因は夫が今の私(メンタル不調で休職・通院中)にあまり良くないことを言ったことでしたが、その後の私の態度も良くなく、喧嘩が長引いてしまいました。


その後1週間は穏やかに過ごせましたが、喧嘩の影響かワクチンの影響か、はたまた抑うつ状態の症状か、先週1週間はほとんど何もできず、寝込む日々でした。


そして一昨日、日曜日の夜に再び喧嘩してしまいました。

事の発端は、二人でダイエット頑張ろうと私が誘い、夫が私に今の体重を測ってくるよう勧めたことです。

私としては生理前のため絶対に増えていて、ダイエットのモチベが下がるだけなので測りたくありませんでした。

そのため、「いや〜今日測るのはちょっと…」と断ったところ、その断り方が気に食わなかったようです。

それまでは一緒にダイエットに乗り気で、目標達成したらご褒美どうしようか、などと楽しく話していたのですが、断った瞬間暴君モードに突入してしまいました。

 

そのあとは私が何を言っても、私を攻撃する言葉しか返ってきませんでした。

測りたくない理由の説明、一緒に頑張ろうよと説得、代替案の提案、私はこうしたいなと希望を伝え、相手はどうしたかったのか要望をヒアリング…全て無駄でした

「こっちの提案を一度は受け入れろ、いきなりNOは失礼だ」

これが彼の言い分です。


余談ですが、私の視点では、測らないと断った瞬間に夫が臍を曲げ、その後の話は私の揚げ足取りに終始してしまいました。

(私が何を言っても、頭に血が昇ってる、お前は冷静ではない、反射的になんでも拒否する、こっちの話を聞いていない、実家に送り返すぞ等々…)

私は一緒にダイエット頑張りたい、今日測る測らないは別として、数字が減ったらお互い称えて喜び合おうと提案しましたが、

「そんなことに興味はない」

とにべもなく断られました。

つまり夫は私の提案を受け入れずNOを突きつけた訳で、後に彼にそのことを聞くと、

「自分は強いからいい」

のだそうです。(ジャイアニズム…)

「お互い様」「相手視点」「自分がされて嫌なことを人にしない」という言葉は彼の辞書に存在しないようです。

自分ができない(しない)ことを人に堂々と要求し、あまつさえ説教をする姿は、呆れるを通り越して感動してしまいますね。


さて、話は逸れましたが、前述した夫の言い分に暴君の扱い方の全てが詰まっています。

まずはYES、そして次にYES、最後にYES

私のような平民が暴君に許される発言は、YESのみなのです。


これまで私は、相手を対等だと思っていました。

時に自分本位な発言が出てしまい、相手に礼を欠くことがなかったわけではありません。

しかし、あくまで話せば分かる大人ですから、自分の発言の意図を説明し、相手の言い分を理解しようと努めてきました。

それは暴君の前では大変に失礼な振る舞いなのです。

暴君のお言葉に対し、平民が意見を唱えることは許されません。

我々は暴君に対して賛同を示す自由しか与えられていないのです。


暴君は大変にお心が広くあらせられるため、平民が実際に彼の指示に従っているかどうかは気にされません。

日々忙しく過ごされる暴君にとって、平民の行動など考えるに値しない些事なのです。

つまり、一昨日の発言の正解は

「うん、後で測ってくるね」

本当に測ってくるかどうかなど、暴君にとってはどうでもいいことです。

平民如きが、暴君から頂いたお言葉に口を挟むなど、大変な愚行なのです。


今後は平民としての了見を弁え、暴君のお言葉には一も二もなく賛同を示し、恭順を誓おうと思います。

ただ、平民は暴君ほどに心が広くないため、暴君のお言葉に意見があれば心に留め、ここに書けるよう一言一言をしっかり記憶しようと思います。

 

さて、今日も暴君のために夕飯作るか…